初めて公開されたトランクルーム

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「下駄箱の上には、ご主人の財布や定期入れ、車や自転車のキーが置いてありますよね?」と尋ねると、これまた皆さん嬉しそうに「そうそう、ウチも同じ」と頷いてくださいます。やっと玄関から家のなかに入ると、奥様はそこからは家庭訪問に備えてきれいにしています。
ただ、いくら廊下や部屋を掃除しても、リビングの扉を開けて食器棚を見れば、普段、そのお宅がどんな暮らしぶりなのかが1目でわかるのです。このように、飾り物に季節感も統1感もなく、ゴチャゴチャしているのが大半のお宅です。

まず自宅をもう一度、〈他人の目〉で点検してください。それがリフォームの「はじめの1歩」になるのです。
リフォームは物の棚卸しから。リフォームを依頼されるときの要望で一番多いのが「収納場所をたくさんつくってください」「広いクローゼットがほしい」というものです。
何をどう入れるかはあまり考えてなくて、とりあえず物を見えないように放り込む場所がほしいというのです。でも収納と整理整頓の習慣がないお宅で、いくら新しい収納場所を増やしても、よけいに物があふれた状態になるのは目に見えています。
そこで「いらない物はどんどん処分して、身軽になりましょう!」というのが私の提案です。そうした棚卸しをしてはじめて、その家に必要な収納スペースの量がわかるのです。
リフォームを考えるのは、それからでも遅くはありません。また、皆さんの家にお邪魔すると、洋服の数が多いのにびっくりします。
そのなかでご主人のものはホントにわずかで、たいていは奥様の洋服です。それでも奥様は「洋服がないの」と言っては、バーゲンのたびに衝動買いをして洋服を増やします。
クローゼットには「芸能人のように、こんなにたくさんの洋服はいらないでしょう」というぐらい、ズラーッと並んでいます。当然、クローゼットだけでは収まりきらないので、ブティックハンガーを置いて、そこに洋服をかけ、他の部屋も洋服で埋めつくしています。
私かいつもお尋ねするのは「それだけたくさんの洋服をちゃんと管理できてますか?」ということです。単に数の問題ではなく、よく見ると同じような色・デザインの洋服ばかりがそろっていて「これとこれはどう違うんですか?」と尋ねると、「これはここにスリットが入っているの」とか「ここの打ち合わせが違うから買ったの」とかいろいろ言われますが、私から見たらすべて同じように見えます。

「いつか着るだろう」と思って取っておいても、着る機会はほとんどないものです。

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